エレキギターのシングルコイルピックアップ交換レビュー

音楽・配信などの機材系

これまで自分が使ってきたエレキギターのリプレイスメントピックアップをレビューします。本記事ではストラトキャスターやテレキャスターに使われるシングルコイルのみを取り上げます。ピックアップは取り付けるギターによって音がガラっと変わりますので、あくまで本記事は参考程度にとどめてください。

新しい機種を試したら常時更新していきます。
※ハムバッカーのピックアップレビューはこちら!
※エフェクターのレビューはこちら!

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テレキャスター用のピックアップレビュー

テレキャスターは歴史が長いギターということもあって各社からリプレイスメントピックアップが発表されてます。市場にも商品が沢山あるのできっと気に入ったものが見つかるのではないでしょうか。

ちなみに筆者のお気に入りはFenderのPure Vintage ’64 Telecaster Pickup SetとSeymour Duncan(セイモアダンカン) / STL-1b Vintage for Broadcaster Lead(Bridge)です。

DiMarzio(ディマジオ) / DP421 Area Hot T Bridge

アルダーボディーでローズ指板のFende USA アメリカンスタンダードテレキャスターに搭載していました。「P-90的なサウンドだ!」ってリペアマンの方に勧めていただきましたが、僕の感想としてはP-90っぽさは感じなかったです。ただ非常に素直な出音なのでポップスやロックを演る際に凄く良かったです!

僕にとっては初DiMarzio でしたが、想像よりも素直な出音でびっくりしました。ネットで「DiMarzio は癖が強い」と見ていて頭でっかちになっていたんでしょうね。皆様も自分で確かめることが一番、大切だと思います。

ハムキャンセルも効果もありがたく、ディストーションを強めに掛けてもピーピーとノイズに悩まされることもなかったです。流石にハイゲインでしたらノイズゲート必須ですが。

ただシングルコイルを「ノイズも含めて味」と捉える方には物足りなくかんじるかもしれませんね。テレキャスター独特の癖も減ってしまうように感じました。

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FENDER(フェンダー) / Pure Vintage ’64 Telecaster Pickup Set

アルダーボディーでローズ指板のFender Japanのテレキャスターにフロント、ブリッジをセットで搭載。どのポジションでもバランスよく、正しいテレキャスターの音を出せました。リアで太い音、センターでジャキジャキ、フロントで甘い音が出せるのでピックアップポジションを使い分ける楽しさを教えてくれました。あくまで僕の主観になりますがブルース、ロック、ポップスをバランスよく対応できる逸品です。

僕はテレキャスターのコントロールプレートを変更して、ストラトみたいにポジションを変えやすくして使ってます。後はポッドをCTSに変えて、配線材をベルデンに変更して使ってます。余談ではありますがテレキャスターは配線がシンプルなので、改造デビューに良いのではないでしょうか。

2023年に巫女みこナース20周年記念企画のリミックス部門に応募した曲で、このPure Vintage ’64 Telecaster Pickup Setを乗っけったテレキャスターを使っています。ブリッジ、センター、フロント全てのポジションを使っていますので参考になれば幸いです。

ヴィンテージタイプのピックアップなので、ゴリゴリのハイゲインサウンドを出したい人は選ばないほうが良いですね。それならハムバッカー、もしくはシングルコイルサイズのハムバッカーを選ぶほうが現実的です。

ただFUZZをかけてゴリゴリしたい人は良いと思います。FUZZを踏むときはノイズや、ハウリングも味でしょうしね。筆者はグランジな曲をFUZZで弾く時にPure Vintage ’64 Telecaster Pickup Setを乗せたテレキャスターを結構な頻度で使ってましたよ。
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FENDER(フェンダー) / Yosemite Telecaster Pickup Set

アルダーボディーでローズ指板のFende USA アメリカンスタンダードテレキャスターに搭載していました。マグネット素材にアルニコ5とアルニコ4を組み合わせているみたいですね。最新のテレキャスターの音を知りたくて載せていました。出力は全然高くないのですが、ローからハイまで綺麗に鳴らせるので技量が高い人が使うとご自身のピッキングを素直に響かせることができると思います。

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Seymour Duncan(セイモアダンカン) / STL-1b Vintage for Broadcaster Lead(Bridge)

アルダーボディーでローズ指板のFender Japanのテレキャスターのリアに搭載。リアピックアップの出力を若干、アップしたくて搭載しました。古き良きヴィンテージ系の音なのですが、ジャカジャカかき鳴らす現代のロックにも、ブルースにも、頑張ればハードロックまで対応できます。流石にメタルは無理でしょうけど(笑)。「テキサススペシャルとかだと出力が大き過ぎるんだけど、ちょっとだけテレキャスターの出力を上げたい⋯」という方には痒いところに手が届くはずです。決してモダンな音ではないのに、応用力が高くて「王道」という言葉がよく似合います。

太い音よりジャキジャキ系強めの方が良い場合はブロードキャスタータイプではなく、テレキャスタータイプのSTL-1 Vintage ’54 Tele Bridgeを選ぶと幸せになれると思いますよ。

ただ注意点があります。フロント、ブリッジ共にダンカン製のピックアップを搭載するのなら何も問題はございません。ただ、「フロントはFenderで…」って場合、位相が違うんですよ。普通は白もしくは黄色の線がホットで、黒い線がコールドなのですが、Fenderとダンカンを共存させるには逆に配線する必要があるんですよ。しかも面倒くさいことにただ逆にするだけではダメでアースも一緒に逆にしないといけなんですよ。その後、間違えずに黒い線をホットとして配線すれば完成です(ここ、よく間違えるんですよね)。

アースを逆にした筆者のピックアップ

友達達とART-SCHOOLのプールをカバーした時にTL-1 Vintage ’54 Tele Bridgeを搭載したテレキャスターを使いました。全てリアで弾いているのでなにかの参考になれば幸いです。

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ストラトキャスター用のピックアップレビュー

ストラトキャスターは世代を超えた人気機種ということもありこちらも各社から豊富なリプレイスメントピックアップが展開されています。ストラトキャスターに搭載しないにしてもYAMAHAのパシフィカのシングルコイルの交換用に検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

筆者のお気に入りはSeymour Duncan(セイモアダンカン) / SSL-1 VINTAGE STAGGERED STRATです。

FENDER(フェンダー) / Custom Shop Texas Special Strat Pickups Set

アッシュボディーでメイプル指板のFende JapanのストラトキャスターにTexas Special(テキサススペシャル)を搭載していました。「ビンテージタイプが好きだけどちょっとだけ出力を上げたい…!」ってプレイヤーの方には最適だと思いますよ。SRV(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)を意識して設計されているので、「ストラトで太い音を出したい!」って人にオススメです。

太い音を狙えるピックアップではありますが、あくまでヴィンテージ系の範囲で収まるので柔軟性も高いですね。ジャキジャキ、カッティングで刻んでいけますし。出力が上がったと言っても優しくピッキングをすれば繊細なクリーントーンを出すことも可能ですよ。

セットで乗せるのも凄く良いんですけど、リアだけをTexas Specialにするのもオススメです!ストラトキャスター使いで「リアの出力だけを上げたい」って方は結構、いらっしゃると思います。僕はフロントとセンターをOriginal ’57/’62 Stratにして、リアだけをTexas Specialにしてたこともありますよ。
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FENDER(フェンダー) / Original ’57/’62 Strat Pickups Set

アッシュボディでメイプル指板のFender USAアメリカンデラックスストラトキャスターに搭載してました。シングルコイルのピックアップを選ぶ際の基準になりえるくらい素直な出音です。ごまかしが効かず、ありのままの自分の腕前がでてしまいます。ハーフトーンの音も凄く綺麗だったのが印象的でした。

Original ’57/’62 Strat Pickups Setは出音が凄く繊細なのでポッド、コンデンサー、配線をこだわってみるのも面白いと思います。定番のオレンジドロップもいいですけど、セラミックコンデンサーをつけてみたら結構、気に入った音がでたり。電装系をいじる面白さを教えてくれたピックアップでした。

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FENDER(フェンダー) / Vintage Noiseless Strat Pickups Set

アルダーボディでメイプル指板のFender Japanのストラトに搭載して現在進行系で使ってます。ノイズ対策に導入しました。ヴィンテージ・ノイズレスは思ったよりも良い意味で普通のストラトの音ですよ。シングルコイルに望む感触をローノイズで楽しむことができました。ノイズをしっかりとピックアップ自体で抑えられるので、リハーサルスタジオやライブハウスのような現場で凄く便利なんですよ。

同じローノイズで言うとレースセンサーとは好みが分かれるでしょうね。 「古っぽい音が良い!」って場合は迷わずこちらをおすすめします。ただ、テンプレのようなストラトの音がほしければダンカンのSSL-1や、Fenderのヴィンテージタイプを使うことを推奨します。

筆者はVol.500k、Tone.500kで使用して、付属のバイパスフィルターは取り付けずに使っています。

筆者がこのVintage Noiselessを愛用する理由としてハーフトーンの音がメチャクチャ気持ち良いからです。クリーンでコンプとコーラスをかけたカッティングを決めてもいいですし、クランチでジャカジャカ刻むのも本当に気持ちいいんですよね。

このVintage Noiselessというと、エリック・クラプトンモデルではミッドブーストと組み合わせて使われてますよね。筆者は外付けのBoot-LegのDr.mid richというミッドブーストのエフェクターで代用していました。ミッドブーストかましてリアにすると「ハムバッカーか?」ってくらいラウドな音が堪能できるかと思います。

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Lace Music Products/ Lace sensor Gold

Fender USAのエリック・クラプトンモデルに搭載されていました。このピックアップの特筆する点はパッシブにも関わらず、EMGなどのアクティブのような圧倒的なノイズの少なさです…!ゴム磁石と独自の構造による恩恵のようですね。

このゴールドは50年代のヴィンテージタイプと銘打たれていますが、個性的な音ですね。パリーン!と美しいどクリーンな音が印象的でした。「これじゃなきゃ出せない」という音なので好きな人はとことん好きになると思います。シティーポップのような音を出したい人にもオススメしたいですね。

僕がU2のThe Edgeのようなプレイをする時は迷わず、レースセンサーゴールドが搭載されているストラトキャスターを選ぶと思います。空間系を軽くかけながらの付点8分ディレイのアルペジオとか、コーラスを掛けた音を綺麗に出力できます。

エリック・クラプトンモデルに搭載されているようなミッドブーストとの相性は抜群に良いですよ。レースセンサーゴールド自体がノイズレスなのでギンギンにブーストさせても耐えれますので、Gibsonのような太い音も狙えます。シングルコイルにもかかわらずハイゲインの音に対応可能な柔軟性をもっていますよ。余談ではありますが筆者はエリック・クラプトンモデルのストラトキャスターは万能タイプのギターに対する一つの解答だと思います。

エリック・クラプトンモデルをお使いじゃない方はミッドブースターのエフェクターで代用すれば、太い音を狙えますよ。Boot-LegのDR.MID RICHあたりもいいですし、クラプトンモデルのミッドブースターをエフェクターにしたECM-Boosterのような商品もいいですよね。

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Lace Music Products/ Lace sensor Silver

アッシュボディでローズ指板のFender Japanのストラトキャスターのフロントとセンターで使用。個人的にはGoldより使いやすかったです。ロック、ポップスを演奏するときに程よく太い音ですが、ヴィンテージテイストを求める方には物足りないかもしれません。いわゆる「枯れ」というやつは足りなく感じると思います。

個人的にはフロントかセンターでクランチのカッティングを決めるのが好きでした。ザクザクいけますのでLUNA SEAのSTYLEあたりの時期のSUGIZOさんに近いトーンが欲しい方には良いと思います。

こちらもシングルコイルでハイゲインを出されたい人にもオススメです。ノイズ面に強いアドバンテージを持っているのセッティングしやすいですよ。

もしも筆者がムスタングをモデファイするならフロントとセンターをセットで搭載すると思います。

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Seymour Duncan(セイモアダンカン) / SSL-1 VINTAGE STAGGERED STRAT

Fender USAのアルダーボディーのアメリカンスタンダードストラトキャスターでフロント、センター、ブリッジで使用。FenderのOriginal ’57/’62 Strat Pickups Setと同様にシングルコイルを選ぶ際の基準になりえる逸品です。クリーンよし、歪ませてよしの万能ピックアップです。

バランスが凄く良いので色々なジャンルでスッと使える音がするんですよ。他の「Lindyとかと比べると枯れが足りなくない?」などと感じることもあるでしょうが、一周するとこれくらいがちょうどよくなるというか。

Red Hot Chili Peppersのギタリスト・John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)がこのSSL-1を愛用していることで有名です。必死はジョンが好きでしたので購入しましたよ(笑)。もちろんアンプやエフェクターの要素もあるのですが、あの音を狙いたい人には強くオススメしたいです。ジョン好きはフロントにSSL-1を搭載するのはMUSTですね。

センター用に逆巻きにされたモデルもあり、それを搭載するとハーフトーン時のノイズキャンセルを狙えますのでご一考ください。

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Seymour Duncan(セイモアダンカン) / SHR-1b Hot Rails Strat Bridge

厳密にはハムバッカーなのですが、シングルコイルサイズなのでこちらのページで紹介します。Fender Japanのアルダーボディー、ローズ指板のストラトキャスターに搭載。良い意味でシングルコイルサイズのハムバッカーのイメージを覆してくれました。ストラトキャスターの音を維持しながらハムバッカーにした音と言えば良いのでしょうか?ストラトのリアでシングルコイルを超えた太い音、ハイゲインを出したいなら間違いない選択だと思います。

筆者はフロントとセンターはシングルコイルのまま使っていましたので、ホットレイルとの音量差は結構ありました。ただ、それがちょうど良かったんです。フロントとセンターのときにクランチ程度のゲインにしておくと、リアに切り替えた際にゴリゴリのディストーションになって気持ちよかったです。人によっては気になるポイントだと思うのでご注意ください。

ポットはストックの250kΩのまま使っていましたが、しっかりと抜けの良い音でしたよ。あくまで筆者の主観ですがセイモアダンカンのシングルコイルサイズハムバッカーは250kΩに合わせて作られているように感じます。筆者はSSHレイアウトにするなら、相性の良さからセイモアダンカンのシングルコイルサイズハムバッカーを選びますね。

筆者はリアとセンターのハーフトーン時にだけオートでタップになる設定にしていたました。このハーフトーンの音が中々、良くてクランチでコードストロークしたときに凄く気持ちよかったです。

ただ、レスポールにハムバッカーを搭載したような音がほしいならやめたほうがいいです。確かにこのホットレイルを搭載すればザクザク、ブリッジミュートを刻めますが質感がちょっと異なりますね。もちろん筆者はこの違った質感が凄く好きでしたよ。

感覚で言うならばストラトにシングルコイルサイズのハムバッカーを載っけるのは、フライングVの質感が気持ち似ていると思います(あくまで筆者の主観です)。

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Seymour Duncan(セイモアダンカン) / SJBJ-1b JB Jr. Strat Bridge

SH-4 JBのシングルコイルサイズハムバッカーバージョン。Fender Japanのアルダーボディー、ローズ指板のストラトキャスターに搭載。フルサイズハムバッカーのJBのような音を望んで搭載したましたが全然、同じ音ではなかったですね(笑)。ミドルやハイのクセが似てるっちゃ似ているんですけどこれはこれで独特な個性があっていいですね。シングルコイルサイズにもかかわらず、十分にハイゲインサウンドを出せますよ。

ホットレイル同様、こちらもポットはストックの250kΩのまま使っていましたが問題なかったです。ぼやけた音じゃなくてしっかりとズンズン抜けてきました。

一言で言えばJBによく似た何かなのですが、しっかりとハードロックで使える音でした。もちろん本物JBの音が欲しいならストラトキャスターのボディーをザグって拡張してフルサイズのものを搭載したほうが絶対、満足します。ただ、独特の個性がハマる人にはハマるし、筆者にはザクザク刺さりました。

ホットレイルもそうなんですけどシングルコイルサイズハムバッカーって独特な個性があるように感じます。音圧では確実にフルサイズハムバッカーには及ばないんですけど、その届かない具合がちょうど良いんですよね。重すぎず、軽すぎず。単品の音では物足りなかったとしても、アンサンブルの中では生き生きとした音になることも。

JB Jr.の虜になったのはポールピースの調整ですね。ポールピースの高さを変えるとガラっと音がかわるんですよ。そこで自分にとって気持ちいいツボを見つけ出せば末永く付き合っていけると思います。厳密にはハムバッカーなのですが、シングルコイルサイズなのでこちらのページで紹介しました。

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Wilkinson/Vintage 60’s Staggered セラミック

アルダーボディーのフェンジャパのストラトに搭載して使用。結構、Wilkinsonで検索流入が多かったの試してみましたが、感想としては「値段を考えればコスパ抜群」って感じですね。ジャンクギターの再生をされている人とかには是非、おすすめしたいです。

そりゃ、好みでいうとダンカンとかフェンダーの1つで諭吉が飛んでいくようなのが好きですよ。ただWilkinsonの場合、ちゃんとストラトして使える音がこの値段で買えるのならば全然、選択肢に入れて良いと思います。普通にRECでも使える水準なので、腕の良い方が使ったらかっこいい音がでると思いますよ。値段も値段ですし、お気軽に試して欲しいです

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Wilkinson/ヴィンテージトーン Alnico V ストラトスタイル

アルダーボディーのフェンジャパのストラトに搭載して使用。Vintage 60’s Staggered セラミックが悪くなかった+安いので購入して試してみました。「いなたいストラトの音!」みたいのを期待するとちょっと物足りないかもですが、純粋なシングルコイルの音として考えると普通に使えますね…!
このピックアップを搭載したストラトをもってジャムセッション行ってみましたが音が抜けてきますし、普通に使えちゃうんでしょうね。Fender USAとかを使ってましたらわざわざこれを取り付ける必要はないと思いますが、壊れたギターの再生のためのパーツとしてはありですね!

やってみて面白かったのがポッドと、コンデンサーの影響で音が変わるのが面白かったです。
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ジャズマスター用のピックアップレビュー

近年、ロック用のギターとして人気を集めているジャズマスターもリプレイスメントピクアップが増えつつあります。

Seymour Duncan(セイモアダンカン) / SJM-1 Vintage for Jazzmaster

Fender Japanのジャズマスターにネック(フロント)とブリッジ(リア)をセットで交換して搭載。フェンダージャパンのストックのピックアップが気に入らないのならまず搭載して間違いないとは思います。対抗馬としてはFenderのPure Vintage ’65 Jazzmaster Pickup Setになりますが、こちらも中々、使える音がしていいですよ。

音の特徴はストラトのピックアップをP-90寄りにしたというか、太めの音を出力出来ます。筆者はこのピックアップをフロントで鳴らしたときの音が大好きでクリーンだろうが、クランチだろうが、ディストーションだろうが使っていました(笑)。それなりのピックアップが搭載されたジャズマスターでストックの音が気に入らず、ヴィンテージ寄りの音がほしい場合はまず間違いがない逸品ですね。

リバーブを効かせてセンターにしてアームを揺らせばサーフミュージックのあの音が、オーバードライブを踏んでコードをかき鳴らせばジャキジャキした邦ロックの音が簡単に得られると思います。

フロントにSJM-1、リアにSJM-2という組み合わせも中々、オススメですよ。

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Seymour Duncan(セイモアダンカン) / SJM-2 Hot Jazzmaster

Fender Japanのジャズマスターにネック(フロント)とブリッジ(リア)をセットで搭載。ジャズマスターでロックを演る人にかなりオススメしたいですね。現代のロックを弾かれる方には程よいパワー感だと思います。

オリジナルのピックアップが断線したのが交換のきっかけでした。incubus(インキュバス)のギタリストのマイクと、bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)のギター&ボーカルの吉村秀樹さんが好きでして2人ともジャズマスターに搭載してたのでマネしてみました。

クリーン、クランチ、ディストーションとバランスよく使えて自分は気に入ってます。ただ、サーフサウンドを出したい方にはオススメできないです。古き良きニュアンスを求めるならオリジナルのままか、SJM-1の方が絶対にいいです。

筆者はリアで鳴らした時が凄く好きだったんですよね。ゴールドトップのP-90のレスポールでリアをかき鳴らした時に近いニュアンスを得られることができました。ジャズマスターで太いリアの音を出したいなら強くおすすめしたいです。

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筆者が考えるストラトキャスター用のおすすめピックアップ

シングルコイルを3つ搭載できるストラトキャスターを前提にオススメさせてください。

(1)オールジャンル対応型 その1

Front: Seymour duncan SSL-1
Center:Seymour duncan APS-1
Rear:Seymour duncan Hot Rals(ハーフトーン時にはオートタップ)

この組み合わせだと様々な現場で対応できて便利でした。
フロントではRed Hot chili peppersのジョン・フルシアンテのようなクリーントーンを狙ってました。
センターでは00年代以降の邦ロックのようなクランチトーンを。
センターとリアのハーフトーンでシティーポップのようなカッティング。
リアではハードロック程度までのディストーションを出力してました(フルサイズハムバッカーには届きませんが)。

ストラトキャスターは3つバラバラのを乗せて見るのも面白いですよ。

(2)オールジャンル対応型 その2

Front:Lace sensor Silver
Center:Lace sensor Silver
Rear:Lace senror Blue

かつてFender Japanから発売されていたSTR-850でも採用されていたレイアウトですね。
LUNA SEAのSUGIZOさんがSTYLEを出された時期にも採用していました。

レースセンサーだからどのポジションでもとにかくノイズレスなのが強みです。
筆者はここにクラプトンモデルのミッドブーストを通して使っていましたが、色々な音が作れて非常に便利でした。

(3)オールジャンル対応型 ややビンテージ系より

Front:Original ’57/’62 Strat Pickups
Center:Original ’57/’62 Strat Pickups
Rear:Custom Shop Texas Special


FenderのOriginal ’57/’62 Strat Pickups setを基本としつつ、リアだけテキサススペシャルでちょっとだけ出力をあげてました。ビンテージ系のトーンを維持しつつ、リアでもうちょっとだけ歪ませられるので汎用性がグッ!と上がりました。

FrontとCenterをダンカンのSSL-1にしてみても中々、よかったですよ。

ストラトやテレキャスターのリアでシングルコイルサイズハムバッカー!

リアピックアップをJB-jrに交換した筆者のストラトキャスター

本記事では様々なピックアップレビューをしてきましたが、一度はシングルコイルサイズのハムバッカーを搭載してみてはいかがでしょうか?様々なメーカーからストラトキャスター用やテレキャスター用のものが販売されています。

筆者は最初、敬遠してましたが中古で買ったフェンダージャパンのストラトにダンカンのHotRailsが搭載されいていてそれが凄く良かったんですよね。そりゃフルサイズハムバッカーほどの迫力はないのですがバンドアンサンブルで非常に使いやすかったんです。

利点としては「気に入らなかったすぐに元に戻せる」ですね。大抵はもともとのザグリのままで配線すればサクっと乗せることができます。これがフルサイズハムバッカーでしたらボディーを削って拡張しないといけないですからね…

※余談ではありますがすストラトキャスターのアッセンブリー用のザグリは様々な種類があります。通常はシングルコイルが3つ乗る分しか削られていません。しかし機種によってはお弁当箱の用にざっくり削られていて、これはこれで色々なピックアップレイアウトを試すことができます。海外の方ではスイミングプールとも呼ばれています。

筆者が所有しているストラトキャスターはスイミングプールではないですがH-S-Hのサイズに削られていたのでフロントとリアにフルサイズハムバッカーを載せようと思えばできます。

筆者が試した範囲ではありますがポットはストックの250kΩのまま使っても問題ないケースが多かったです。これも結構ありがたく、フルサイズハムバッカーの場合は500kΩのポットを使わないとモコモコしちゃうんですよ。

またシングルサイズハムバッカーでの名演も結構、多いんですよ。筆者はジェフ・バックリーというシンガーソングライターの方が好きなのですが、彼が使っていたテレキャスターのリアはダンカンのHot Stackだったんですよね。それ故に筆者はシングルサイズハムバッカーに結構、肯定的なんですよね。

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