エレキギター・ベース用のエフェクターレビュー

音楽

筆者がこれまで使ってきたエレキギター、ベース用のエフェクターをレビューします。一緒に使う機材によっては感想がガラッと変わりますので、あくまで本記事は参考程度にとどめてください。

新しい機種を試したら常に更新していきます。
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BOSS/BD-2 Blues Driver オーバードライブ

定番中の定番。特に邦ROCKのギタリストに愛用者が多いので、楽器を弾かない方でもご存知なのではないでしょうか。ジャキジャキした音が欲しいなら買って間違いがない一品でしょう。売れ行きも凄まじく、日本で1番売れているオーバードライブなのではないでしょうか。

コントロールはシンプルなGAIN、LEVEL、TONEの3つ。恐らく、ほとんどの人がTONEを10時くらいからあげないんじゃないでしょうか(笑)。

筆者は特にピッキングニュアンスの出しやすさが気に入っています。合わせてギター側のボリュームを絞ればクリーンにできたり、アンプでオーバードライブを作ったようなニュアンスが良かったです。

JC-120のようなアンプで歪みを作るプリアンプとしても使えるし、マーシャルのようなアンプに歪みの補正を足すブースターのような使い方もできるのでどの現場でも活躍する利便さが助かります。筆者はマーシャルのJCM-2000をBD-2でブーストしてご機嫌な音をだしてましたよ。

持っていて損がないので買いです!様々な工房、メーカーがモデファイした改造品も出てますが、筆者はまず純正を一度は触って欲しいです。

BD-2愛用者
フジイケンジ(The Birthday)、真壁陽平、 真鍋吉明(the pillows)、 田渕ひさ子(NUMBER GIRL)

BOSS/BD-2W オーバードライブ

技 WAZA CRAFTの1つ。ド定番のBD-2のオフィシャルでの改造品といっても良い存在。見た目はBD-2とそっくりですが中身の回路はまったくの別物。何やら完成品の出荷前にも最終サウンドチェックもしているとのこと(まじかよ)。

BD-2Wではスタンダードモードとカスタムモードの2種類を選択できます。スタンダードモードでは通常のBD-2と同系統の音が楽しめますが、バッファが良いのか、筆者には通常のBD-2より音抜けがよく感じます。

カスタムモードは音圧がボコっとあがります。筆者はほぼカスタムモードで使っていますが、とにかく太いのでリードを弾いていると凄く楽しいです(笑)。keelyとか色々なモデファイ品を試しましたが、筆者はBD-2Wのカスタムモードが1番、好みの音でした。セッティングとしてはレスポール→BD-2W→マーシャルが一番多いです。

スタンダードのBD-2同様、歪みを作るプリアンプとしても、歪みを補正するブースターとしても活用できるので非常に便利ですよ。

筆者は個人的にはBD-2とBD-2Wの2個持ちを推奨してます。だって、どっちも良さがあるんですもの。BD-2Wをプリアンプ的に使って、BD-2をゲインを増やすブースターとして使うのもなかなか良かったですよ。

BOSS/CE-3 Chorus コーラス

80年代のアナログコーラス。BOSSのコンパクトエフェクターで歴史上、初めてステレオアウト端子を実装した機種。ラメのボディーも特徴的ですね。

筆者はシティーポップで聴けるようなカッティングサウンドを出したく購入しました。具体的には山下達郎さんのSparkleのような音を出すためですね。結果的には非常に満足でした(カッティングの腕前は足元にも及ばないですが)。ジンジャー・ルートとかお好きな人はきっとツボに入るコーラスだと思いますよ。ストラトやテレキャスターでカッティングを決めると気持ちいいですよ。

ただ、ご注意いただきたいのがアダプターがACAで今のPSAと規格が違うんですよ。そのまま、PSAのアダプターをつなぐとLEDランプがつかなかったり動作が不安定になる可能性も。BOSSのTU-3や、NS-2から電源供給すれば問題なく使えますが。

BOSS/CE-5 Chorus Ensemble コーラスアンサンブル

バンドやってたときに使ってました。コントロールがかなりしやすいコーラスでした。E LEVELがついてますので、エフェクトON時に音量が下がってしまったり上がったりしてしまうのを調整できます。

カットフィルターが付いてるのでアルペジオ向け、カッティング向けと幅広く音作りができました。他にもベースでスラップで使ってみてもかなり良かったですよ。ベースソロの時とかに音が抜けてきて良かったです。

何やらアナログVERとデジタルVERがあるようですが、両モデル使ったことありますがあまり気になりませんでした。

BOSS/CS-1 Compression Sustainer

BOSSのコンプレッサーの初号機で、シンプルに言ってしまえば音量を均一化してくれるエフェクターです。ギタリストによっては全く興味をもたないでしょうけど、ハマる人はとことんハマると思います。

音の傾向としてはダイナコンプ系統で、ONにするとガッツリエフェクトがかかります。このかかった感じが人によってはヴィンテージ感って言うんでしょうかね?BSSMあたりのRed Hot Chili Peppersのような音を簡単に出すことができます。クリーントーンでカッティングを決めるとご機嫌ですよ!

ただエフェクトのON/OFFで音量がかなり変わるので掛けっぱなしで使う前提かと思います。

BOSS/DS-1 Distortion

オレンジ色のにくいやつ。このDS-1も使われてるミュージシャンの方が多くて、筆者もNIRVANAのカート・コバーンに憧れて購入しました。smells like teen spiritのあの音が出したいなら外せないのではないのでしょうか。

ディストーションでぶっ放すのも気持ちいいのですが、筆者はオーバードライブのようにプリアンプ的に使うのも好きでした。クリーンのアンプでクランチ程度の音を作って鳴らすと本当に気持ちよかったです。

恐らく、このDS-1を使われる方はトーンを10時くらいから上にされる方はいないと思います(笑)。

EBS/MULTICOMP

ベーシスト定番のコンプレッサー。筆者の使ってるものはIKEBE楽器の限定版です。真空管コンプのサウンドを再現したTubesim、高/低音域それぞれ分けてコンプをかけることができるMB、NORAMALの3つのモードを選択できる優れ者です。

ベーシストでコンプレッサーが欲しいと感じたらこれを買っておけば間違いないと思います。ピック、スラップ、フィンガー、いずれでも気持ち良い音がでます。またコントロールもシンプルなので直感的にセッティングすることも可能です。

多分、ほとんどの人がTubesimで使うんじゃないんでしょうか。例えは悪いですが、料理で言うところの味の素のような万能感があって、どんな現場でも使える太い音になってくれます。

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