YouTubeでレトロゲーム実況を中心に配信するVTuberとして活動されてるゆたりさんにお話を聞かせていただきました。ゆたりさんの配信はとにかく『衝動』という名の熱に溢れています。
筆者は何かに取り組み続けるために衝動は非常に大切なことだと考えています。絵を描いたり、楽器を演奏したり、何かスポーツをはじめたり…何かを始める時は衝動に身を任せて取り組み始めた記憶はございませんか?ただ、途中で「もっと上達したい…」「もっと伸びたい…」と悩む時もあるでしょう。そんな時にこそ一番最初の衝動を思い出して、決意を新たにすることも大事なのではないでしょうか。
筆者はゆたりさんの、良い意味で突っ走りきる配信を見る度、何かを始めた時の初動を思い出します。衝動という名の熱を皆さんに伝えるため、ゆたりさんにインタビューを申し込みました。
『セシル変身アプリ』との出会いがVTuber活動の始まり
ーーよろしくお願いします。ゆたりさんが現在のVTuberとして活動を始められたきっかけを教えてください。
ゆたり:2019年の8月末あたりになんとなく生配信に意識がいったんですね。その時にネカフェで「立ち絵や、アイコンどうしようか…」みたいな感覚でネット検索していた時に『セシル変身アプリ』と出会ったのが一番のきっかけでした。
ーースズキセシルさんが公開されているアプリでしたよね。オリジナルアバターの制作が可能だとか。
ゆたり:「著作権をちゃんとクリアさせてもらえるうえに3Dモデルって作れるんだ?!」と驚いて!遊び半分で作ったら「案外、これは好きな見た目だ…!」となって(笑)。
ーーまさに運命じゃないですか!
ゆたり:モデルが結果的に女の子になったから「これはもしかして声も変えられるのかな?」と(笑)。全ていきあたりばったりで配信スタートしたという感じです。今では3Dモデルは『セシル変身アプリ』と『Vroid』を使っています。2Dモデルはいかりんさんに作っていただいたものを使っています。したい配信にあわせて使い分けてます。



ーー(想像以上に凄いライブ感だな…!)ボイスチェンジャーも色々な種類の物がありますものね。
ゆたり:最初はRoVeeというVSTプラグインをOBSにいれて、それで声を変えてました。
配信を始めるまではVTuberの文化を知らなかった

ーーちなみにVTuberの文化には元々、触れられていましたか?
ゆたり:私の場合は自分のチャンネルを設立して、デビュー&テスト配信をした9月の真ん中あたりで「そういうのあるんだ」って知りました…(笑)。
ーーなるほど!それまではYouTubeではどのようなものを楽しまれていましたか?
ゆたり:スポーツと音楽にしか利用していませんでした。なので驚きました!それまでVさんを認識も検索したことも無かったです。
ただ、「名前被り」はネットゲームで嫌だということだけは知っていたので、そこだけは回避した記憶があります。
ーー「名前被り」は色々な界隈でも辛いですよね。VTuberに限らず配信してみたい方は予定しているお名前でまず検索されてみたほうが良いんでしょうね。
身近にあったゲームを配信の題材に

ーーゆたりさんがゲーム実況を題材に選ばれた理由を教えてください。ゆたりさんでしたら「野球」「広島東洋カープ」「ボクシング」「プロレス」といった『スポーツ』。「ヒップホップ」「レゲェ」をはじめとした『音楽』のお話もできそうに思いますが。
ゆたり:YouTubeで生配信をしてみたところで「誰か来るのかな…?」という想像もできるわけなく。「一人でゲームでも配信しながら喋ったら後で楽に確認できるかな?」という低い理由です(笑)。ゲームも好きでしたし、私の家にはゲーム機器を始めとした配信するための環境がほぼ揃っていましたし。
ーー自分の身近なところにある題材をベースに、新しいことをやってみるのは良いことだと思います。普段の配信されている様子から、ゆたりさんの家にはゲームが一杯ありそうですよね。
ゆたり:所有する作品は…何本でしょうね?良くも悪くもハードもジャンルもバラバラですし、幼少時から購入してきてますし、売らないし、滅多なことでは手放さないですし、必然的に凄い本数になっちゃいました。
ーー例えば「ファミコン」のソフトでしたら何本くらいお持ちですか?
ゆたり:400本じゃ済まないのは確かです。コレクション風に集めるより物置1つ…2つ?にギュっと纏めています。「SFC」「PS」「SS」「Wii」「XBOX」「メガドライブ」「PCE」「GC」携帯機をすべてあわせると一体、何本なのかは…!
ーーゆたりさん家の倉庫にはお宝が一杯、眠ってそう(笑)。
ゆたり:本は断捨離をしましたが、ゲームは「唯一これだけは絶対やめて…!」と幼少時からお願いしていました。
ーー配信の際は実機がよく使われていますよね。
ゆたり:実機にこだわっているというよりは…単純に「不具合が互換機より心配がない」ことと、「説明をするときに楽」という2つが大きいですね。
ーー確かに互換機だと音が変になったり、ゲーム画面の一部が正常に表示されないこともありますよね。実践的な理由だったのですね。
ゆたり:ただ、最近は「Switch」や「Steam」などの現代のゲーム機に過去の名作が移植されているので、手軽に正規で触れられる機会が増えていますよね。必ずしも実機に拘る必要はないかなというのが本音です!
ーーそれこそ『東亜プランシューティングコレクション』とか、昔の名作が現代のゲームでもプレイできるようになりましたよね。
プレイするゲームを選ぶ基準は『衝動』
ーーゆたりさんが実況されるゲームを選ぶ基準を教えてください。結構、独特な作品をチョイスされますよね。「星をみるひと」ですとか、通好みなのが多いですよね。最近ですと「70年代風ロボットアニメ ゲッP-X」とか独特で楽しかったですよ。
ゆたり:「小説のタイトルと、背表紙のあらすじだけで期待すると大体は正解だろう!」という直感で生きてます(笑)。
ーー昔あったCDのジャケ買いみたいで良いですね(笑)。トレンドは特に意識されてないですか?人によっては「◯◯の発売日だから最速プレイする!」とか。ゆたりさんはレトロゲームが選ばれることが多いですよね。それも独特なやつを(笑)。
ゆたり:配信したい作品は最新もトレンドも含めて沢山ありますよ。それこそ『Skate.』や『GTA』や『ウマ娘』なども普通に裏でプレイしてますよ。
ーーお友だちと『バルダーズゲート』をプレイされている時もありましたよね。
ゆたり:私の場合、「手に取った時がその作品のプレイするタイミング!」みたいな勢いに身を任せることがが多いんですね。サムネに文字入れることすら時間がかかる私は『衝動』がないと踏み切れないようです。
その中でも一応、私が配信しているからという理由で知ってもらえたり。当時のファンの方から見て、私がその作品を好きという「熱」を知らない人にも伝えられたらうれしいです。
ーー視聴者としてゆたりさんの配信を通して、実際に買ってみたゲーム結構ありますよ。『チェルノブ』とか(笑)。
ゆたり:ただ、流行り廃りに乗り遅れてるだけという部分も強いです。ちゃんとムーブメントに乗れる人は私からするとカッコいいとも思ってます。
ーー人によってはムーブメントに乗るのに最適化されている方もいらっしゃいますよね。配信を重ねていく中で参考にされたり、憧れたり、影響を受けた方はいらっしゃいますか?それこそ前にお話を聞かせていただいた、亜乃頃もどるさんはゆたりさんのお名前を上げられていましたが。

ゆたり:他のVさんからお名前頂けたことが正直嬉しすぎますね!私自身は特に「こういう配信者に!」という明確なイメージはありませんでした。強いてあげるなら「ラジオトーク」、「落語」や「ラップバトル」のようなテンポ感は欲しいなと思っている…?かもしれません。
ただ、今は他の方の良い所を探して、こっそりとしっかりと見て技術を学ぶようにしてます。先述のもどるさんでしたら「根気」「楽しそうに配信している姿」ですね。様々な場面で『守破離』と『試行錯誤』を楽しむようにしています。
まずは活動継続!格闘、STGを上達していたきい
ーー配信を開始された本インタビュー時点で6周年は経過されていますよね。ここまで長く続けられた秘訣は?
ゆたり:飽きない!努力と無理を混同しない!他には健康を保ってスケジュール通り動きたいのですが、ここは未だ達成できてなくて苦労している部分ですね!(笑)
ーー喉のコンディションを悪くされていた時もありましたよね…
ゆたり:今ですら、割と私の中では余裕があまり無いので。周囲の他の配信者さんが当たり前のように毎日、毎週スケジュールや約束を果たしていることが一番難しくて…。尊敬すると共に自身もかくありたいとプレッシャーにもなってます。
ーー何かを約束するのって時にはプレッシャーに感じる時があるので心中お察しします(仕事の締め切りとかね…)。
ゆたり:他には口癖とか。否定形や、「まあ」とか「その」とか治したい口癖も未だ理解しつつも修正できてなかったり。
イントネーションや、アクセントや、口調も、雰囲気も、もっと艶も…とか言い出したらキリがないですね(笑)。
後は音響関連の知識や技術的な話題が完全に0からな人なんです。それらの知識も意識的に研鑽していきたいポイントです。
ーー今後されてみたい目標、展開などを教えてください
ゆたり:第一目標としては活動継続!これに尽きます。
個人的にもっと上達していきたいジャンルは格闘とSTGになりますね、どちらも一日で完成するような腕には遠く及びませんので…
今の活動軸を保ちながらプレイングの上達と、可愛くと聞きやすくとコメントへの返しをもっと上手にウィットに富んだ内容にしたいとか…配信初期とあまり変わってないようです(笑)
ーー変わらない良さってのもあるじゃないですか(笑)
編集後記
いかがでしたでしょうか?ゆたりさんの魅力は何と言ってもこの真っ直ぐさではないでしょうか。ご自身の衝動にも対しても真っ直ぐですし、視聴者の方々にも真っ直ぐな対応をされているように筆者には見えます。非常に熱心な視聴者も多く、沢山のファンアートを寄せられています。これからもゆたりさんの活動を応援したいと思います。
ゆたりさん
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